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「お帰りなさい」 15階で、エレベーターのドアが開くと迎えてくれたのは、翔太君。 1度、病室に来たけど、迷惑かけるからと言って、外に出ない翔太君だったから、気にはなっていた。 「和馬、翔太お兄ちゃんだよ」 和馬の身体に手を添えたまま、翔太君の膝に和馬を乗せる。 「兄さんに良く似てる」 翔太君は、そう言うと、ひまわりのような笑顔を見せてくれた。 『続きは部屋に入ってからだ』と言った和樹の言葉を聞いて、和馬を抱き寄せた。
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