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「もしかして、遥さんも?」 キッチンに立っている遥さんを見るのは、初めてだから不思議だった。 「俺は、仕方ねぇから恭平を手伝ってるだけだ」 エプロンをかけてないけど、あまりにも似合わない。 「訳の分からねぇゲームなんて止めちまえ」 和馬の部屋から出て来た和樹は、そう言いながら私の隣の席に座った。 「訳ならあるよ。2人とも、部屋を掃除しないから、部屋が汚れて仕方ないんだよ」 「翔太が片付けをしてるって事か?」 「うん。もちろん、洗濯も僕がしてる」 和樹と翔太君のやり取りを聞いて、兄弟って良いなと思った。
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