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その日の夕飯は、和樹、お爺さん、遥さん、恭平君、そして翔太君と一緒に、すき焼きを食べた。 賑やかな食卓だと思う私の心の中は、ポカポカとあったかい。 「レイ、また明日な」 私にそう言った遥さんは、翔太君の車椅子を押してリビングから出て行った。 「翔太は、俺より遥さんに懐いているって訳よ」 こっそり私に教えてくれた恭平君は、後片付けまでしてくれた後『また明日ね』と言うと帰って行った。 「爺さん、先に風呂入るか?」 和樹の問い掛けに『そうじゃな』とお爺さんが答えると『待ってろ』と言って和樹はリビングを出て行った。
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