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産まれて来てくれた和馬に、私が持っている愛情を注いであげたい。
人の心の痛みが分かる子になってもらいたい。
そう思う私の耳に和樹の声が聞こえてきた。
「夜は、和馬もこっちだ」
その言葉を聞いて視線を移すと、オムツの入っている袋を持っている和樹が居た。
キングサイズだから、和馬が寝ても余裕がある。
「お爺さんは?」
「今、風呂から上がって部屋に入った。だから、和馬を風呂に入れる」
『すぐに連れて行くから、先に入っていて』と言うと、和樹はクロゼットから着替えを取り出し、寝室から出て行った。
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