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「やっとゆっくり寝れるね」 和馬とは、反対側に寝ている和樹にそう言うと『あぁ』と答えた後、私の身体を引き寄せた。 病院のベッドとは、広さが違う。 「これから、また忙しくなるが日曜日は休みにした」 その言葉に『うん』と答えた。 「それに、裕香の言葉があったから、俺は翔太に兄貴らしい事が出来た」 「みんな家族だからね」 「そう言ってくれる裕香が、愛おしくて堪らねぇ」 重なり合う唇と唇。 そこから伝わるのは、【愛】 こんなにも愛おしい人は、和樹しかいない。 唇を離した和樹は私のオデコに、キスを1つ落とす。 私は瞼を閉じ眠りの世界へと入った。 お互いに『おやすみ』と言った後に……
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