241人が本棚に入れています
本棚に追加
「今日は、僕の好きな唐揚げ弁当だって」
昼になり、弁当を食べる為に手を止め、ガレージの隅に椅子を広げた俺に、翔太はそう言ってバックから弁当を取り出した。
「裕香姉さんって料理が上手だね」
「今はな。出逢った時は、ご飯も炊けなかった」
「信じられない」
「裕香は、いつだって俺の為に努力してんだ」
「それってノロケだよね。大好きな唐揚げ弁当食べる前にお腹が膨れる感じ」
そんな会話をしながら、翔太と一緒に裕香が作った弁当を食べる。
最初のコメントを投稿しよう!