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「今日はね。肉じゃがと白身魚の塩焼き。それから、ワカメとお豆腐の味噌汁。後は、胡瓜としらすの酢の物」 裕香はそう言いながら、食卓テーブルの上におかずを入れた器を並べて行く。 「僕、裕香姉さんの肉じゃがが大好きなんだ」 「じゃ、翔太君には、多めに入れるね」 そんな会話をする裕香と翔太。 「翔太は食べる事が好きじゃの」 「だって、裕香姉さんの料理が美味しいんだもん」 爺さんともそんな会話をする翔太は、家族の中で1番明るい。 まぁ、恭平は煩いだけなんだがな。
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