(27)

23/24
前へ
/350ページ
次へ
日本伝統の手法を持つ爺さん。 それを全て教えてくれると言ってくれた。 なら、そろそろ真剣に彫り師になる【覚悟】をする訳で。 「次の土曜日に、和樹の背中の筋彫りをする予定じゃ。筋彫りなら、御主も出来るじゃろ」 爺さんの言葉に、朝食を食べながら頷いた。 「少々失敗しても修正出来るから、自信を持って筋彫りをするが良い」 和樹の背中に俺が墨を入れる。 そう思うと、大切な俺のダチだから、しっかり彫ると決意をした俺。
/350ページ

最初のコメントを投稿しよう!

241人が本棚に入れています
本棚に追加