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６月17日、土曜日。
今日から和樹の背中に、筋彫りが入る。
筋彫りを彫るのは、彫り師としての【梗】の名を持つ恭平君。
恭平君にも、彫り師の道具をプレゼントしたのは、お爺さん。
私が描いた下絵を見て恭平君が墨を入れる事になっている。
その日、仕事を終わらせ、帰って来た和樹が、お風呂に入った後、少しゆっくりしてから、リビングにある簡易ベッドに俯せで寝転んだ。
簡易ベッドの傍で、邪魔にならないように見学するのは、翔太君。
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