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「僕は、裕香姉さんの描く絵が好きなんだ」  なんて言うのは、木彫りを始めた翔太。 彫り師になりたいと言った翔太を教えているのは、爺さん。 「爺ちゃん、これで良いかな」 「ふむ。良かろう」 翔太と爺さんのやり取りを聞いて、祖父と孫の会話だな。 なんて思う訳で……微笑ましいとも思える。 「今日は、牛丼にしようか?」 裕香ちゃんの言葉を聞いて『ヤッター』と喜ぶ翔太。 地元を離れ、こっちで暮らすようになった翔太は、笑顔が増えた。 和樹との兄弟の仲は、良好な翔太。
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