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重なり合うのは、身体と身体。 絡み合うのは、肌と肌。 お互いの唇が重なり合い、お互いの舌先が絡み合う。 何も考えられなくなるのは、和樹が愛おしいと思うから…… これが、恋であり、愛と言うなら、一生和樹の腕の中で溺れていたい。 そんな風に思った私は、そのまま意識を手放した。 次に瞼を開けると、和樹の胸板が見えた。 繋がったままの私と和樹。 それはまさに【比翼連理(ひよくれんり)】と呼ぶものかも知れない。 人に興味がなかった私が、和樹に出会って人生が変わった。 きっと、これからも良い方向に変わると思う。 和樹が居てくれるから……
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