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仕事を終わらせ、自宅に戻り、先にシャワーを浴びる。
俺の背中には、龍頭観音菩薩と呼ばれる龍に乗る菩薩がいる。
そして、左の脇腹には、蓮の華が咲いている。
恭平、裕香、そして爺さんが彫ってくれた刺青だ。
不思議なモンで、刺青を入れる前より入れた後の方が、自分の信念を貫ける気持ちが強くなった。
裕馬が産まれるのは、来年の７月７日が予定日。
その日に産まれたら、恭平と同じ誕生日になるが、それも仕方ねぇ事だ。
シャワーを浴び終えた俺は、腰にバスタオルを巻いて、バスルームから出る。
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