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「和馬、頭洗うぞ」
声をかけ頭を洗ってやると、泣く事もなく喜びやがる。
大した努力だ。
「次は身体だ」
「バブー」
俺の言葉に返事するみてぇに、意味の分からねぇ事を口にする。
湯船に一緒に入ると、手足をばたつかせる和馬は、顔にお湯がかかろうが、気にしてねぇ。
今後の成長が楽しみだ。
「和樹、迎えに来てやった」
脱衣所から恭平の声が聞こえ、浴槽から出て浴室のドアを開けた。
『落とすなよ』と言って恭平に和馬を預け、再び浴槽に浸かる俺。
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