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風呂から上がり、晩酌しながら翔太の話しを聞いてやる。 最近は、絵を描いたり、木彫りで菩薩を彫るのが楽しいらしい。 俺の隣では、和馬に離乳食を食べさせる裕香が居る。 他に爺さん、遥、恭平も居る。 俺が求めていた家族の笑い声。 あったけぇ家族の団欒。 平凡だけど、それが幸せなんだと思える様になった。 『裕香、和馬を貸せ』と言うと、俺に和馬を渡してきた裕香が食事を始める。 片膝に和馬を乗せ、片手で支えながらビールを飲む。
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