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立派な親になるつもりもねぇが、尊敬される父親になりてぇと思う。
和馬が5歳になったら、ガレージには連れて行く。
そん時は、裕馬も一緒だろう。
仮に男じゃなくても良い。
女なら、裕菜に名前をするつもりだ。
取り敢えず、どちらでもいいから元気で産まれて欲しいと願う。
なんて思っていると、寝息をたて始めた和馬。
立ち上がって、和馬の部屋に移動してベビーベッドに寝かせる。
『早く大きくなれよ』と声をかけ、ドアを開けっ放しにして、和馬の部屋を出た俺は煙草を吸う為にベランダに出た。
ポケットから煙草を取り出し、1本咥え、火をつけ煙りを吸う。
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