城の世界観

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城の世界観

此処は白金の城と呼ばれるかつて貴族が住んでいた場である。家主が亡くなる少し前捕まえていた魔物を家主が解放し、ダンジョン化する様に使用人達は言われてその通りにした。ダンジョンに挑む者を募集し、ダンジョンから持ち帰ったモノの半分の実物を与える。若くは金貨にする事になっており、家主が使用人の働き場を無くすのを恐れてこう言う形をとったらしい。半分の宝は使用人達で分け合い、暮らしとダンジョンの運営に割かれている。モンスターが城から出ないためにも人の臭いを充満させる必要もあるため近隣の住人も今となっては肯定的であり、屋台まで置かれて観光気分で訪れる人も出てきたこの頃である。その反面暴力的な思想を持ち込むことになり治安は一時悪化していた。遂には孤児まで現れて、子供の乞食まで出る始末。土地としては整地すれば農業も可能と言うことで近隣の教会や自治団体が協力して、孤児達と昼間は整地や農業を夜は学術を孤児達に教えていった。そんな状況下でもダンジョンの噂は珍しさも有り瞬く間に席巻し、孤児院の噂もあり孤児達も食べ物を求めてダンジョンのある街に集まってきていた。教会や自治団体は資金面で難しくもなっていき白金の使用人達も援助していたが遂には間に合わなくなり。冒険者と同じ様にダンジョンに入り金品を取ってくることになった。そんな懸命な想いを抱えた冒険者達の物語である。
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