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第37話 その次のセクハラお父さん ②
「暑いでしょう、少し休んで行かれたら………。」
「ありがとうございます、ご親切に。
あのう、お聞きしてみるんですが、小学生か中学生のお子様はいらっしゃいますか?」
これも何かの縁だと思って話しかけてみた。
「子供は中学1年生ですよ、言うことは聞かないけどね、ハハハ。」
「素敵なお父さんだと思いました。お子様思いでしょう?」
「いや、子供にとっては、どうなんだろうね? 口うるさい親なんじゃない?」
「でもお子様も口で言わないだけで、親御さんには感謝してますよ。」
「まあ、そうだと良いんだけどね。 それで子供用の何かをセールスしてるの?」
「はい、やっぱり子供へのプレゼントは教育だと思うんですよね。 私も縁の有った方には紹介しているんです。」
「そうなんだ。 何か飲んでく?」
「はい、少し説明させていただければ嬉しいです。」
「コッチだよ……。」
2階の部屋に案内される。 直ぐには助けを呼べないリスクは有るな。
教材の説明を始めたのだが、お父さんはテーブルの向かいで無く、私に並んで説明を聞いている。
しばらくすると手を握られる。
「綺麗な手だね……。」
「あ…ありがとうございま…す。」
受け答えが変になってきた。
私は構わず説明を続ける。
お父さんは私のお尻を触ってきた。
お父さんのタッチはエスカレートしてくる。
スカートの中へ手を入れてきた。
「契約してもらっても……?」
「いや、もう少し説明を受けたいな。」
お父さんは私の胸を揉み始めた。
「油断させておいてセクハラですか?」
「セクハラか………どうすれば合意に?」
「それは WIN WIN の関係になれば……。」
「WIN WIN ……かあ?」
そう言いながら私の服を脱がせていく。
「子供さんが帰って来るんじゃあ無いですか?」
何とか気を反らそうとしてみた。
「あと1時間は帰って来ないよ。」
これはヤられるな………
「契約書に判を押してください………。」
「ハンコな………。」
ヤられるわ……契約はして貰えないわ……
というのはイヤだな。
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