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「夕人………、俺のもさわって…?」
顔を離してじっと見つめられ、夕人は「えっ……」と困惑するが、その目からは拒否権は無いと言われてるようで。
ーーーさわるって、ど、どうやって……?
「………………」
速生の部屋着の上からおずおずと下半身に触れる。
ズボンの布の膨らみから、速生のものがはち切れそうなほどに硬くなっているのがわかる。
「ちがうって、ほら、こっち…」
そう言って速生は夕人の手首を掴むと、ズボンの中、ボクサーパンツの上に手を当てさせる。
「ーーーっ!」
ーーーなんだこれ、え、大きすぎないか…?
布越しに触ってもわかる、速生の硬くなったものが、明らかに、自分のものとはサイズが違いすぎて……なんとも言えない気持ちになってしまう。
動揺しながら、どう触ればいいのか考えつつ、指先で少しだけ触れる。
「ーーー直接さわって、夕人…」
速生はそう言うと、スルッ…とズボンと下着をずらしベッドの上に膝をついた。
「……………っ……」
速生の下半身が露わになる。朝陽が差し込む明々とした部屋の中ーー…夕人は恥ずかしさのあまり目を逸らす。
恐る恐る言われるがままに手のひらで包んでみるが、湿った先端からぬる、と下に動かすも、手の中に収まりきらないその速生の大きなものをどう扱えばいいのかまったくわからず動揺する。
「あ、あの……どうさわればいいのかわかんないんだけどーーー…」
「えぇ?
ーーなんだよもう……かわい子ぶっちゃってさぁ…可愛いから、許すけど。」
仕方ないな、と夕人の手の上へ自分の手を重ねて、強く握る。
ぬちゅっ、ぐちゅっと音を立てて夕人の右手ごと上下に動かして、「はぁっ」と声を出す。
「夕人、キスしよう……はぁ、っ…あ、やばっ…気持ちいい…っ……」
速生は荒い息を吐きながら、夕人の肩を掴んで勢いよく口付けた。
「ん、っ!んぅーっ、…ふ、…っんんっ」
ぐちゅ、ぐちゅと握って上下に動かす手には、速生の力を込めた手が重ねられて、指を絡めて更に強く、早く滑りながら動く。
激しいキスとその動かされる手に、まるで自分まで、陰部を触れられてるような気持ちになりーー…ずっと続けられる淫らな行為に恥ずかしくて、どうしようもなく。
唇を離されうっすら目を開けると、目の前には、とてもつらそうに、快感を堪える速生の顔が。
「あ、やばいーー…はぁ、気持ちい……っ
いきそ……っ、夕人、もっと……」
そう言ってもう一度口付ける。
「あっ、夕人っ…はぁ、…いくよ…っ…?
好きだよ、夕人………っ
う、っ……イクっーーー」
ビクンと体を震わせて、速生も、夕人の手の中で達したーーーー…
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