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「“最悪”?どこの誰がぁ? にしといて、よく言うよーー…。 な?すけべ夕人。」 「は、っあっ……!だめ、待っ…… あぁっ、!」 腰をがしりと掴まれ、四つん這いの体勢へと膝を突き直させられーーー…頬をシーツに擦りつけるよう息を吐くとすぐさま、背後から速生の右手によってモノを握って(しご)かれる。 「きのう、してたってこんなになってるんじゃあねぇ?説得力ゼロ。 ……身体は正直ですね、な?夕人先生?」 「う、るさいっ……バカ、黙れって…あ、あ、 い、っ…だめ、…あっ、やめ、……いッ」 ビクビクと腰から下を震わせながら、迫り来る快感の波にただひたすら耐えるよう、濡れた息を吐き続ける。 「だから、ダメなの?いいの?どっちなんだよ……ああ、どっちも、か……」 「うる、っさい……は、あ、っ 黙れ、バカッ……っ んっんっ、!あ、ダメ、いきそっ…」 「んん?イキたい? ーーダメだよ、まだ。俺と一緒で……」 そう言うと動かす右手を止め、背後から頬へチュッと音を鳴らせるよう口付ける。 まるで掌の上で転がされ遊ばれているようなその仕草に、相変わらず抵抗出来ないことが腹立たしくーー… 反面、全くもって嫌ではないこの速生とのこういった愛の交わりに翻弄されている自分は、結局のところ。 毎晩のようにこの手を、唇を、肌を。 求めているのと同じであると理解して、素直さの欠片も見出せない自分に切なくなってしまう。
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