2-4▽▽▽

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「は、っはぁ……あぁ、夕人。 ……もう挿れたい……」 いつの間にかスウェットズボンと下着をずらし猛々しく上を向くモノを露わにした速生は、辛そうな息を吐きながら夕人の肩を手前へ掴み引き正面に直らせる。 「あっ……!ーーちょっ、と…。 ーーーーっ〜〜…ゴム、つけろよな……っ」 「え?ーーーあ!やばい。 きのう、ラス1使っちゃった……」 「は!?お前っ……それ。知ってて…わざとっ ーーーっんあ」 聞く耳も持たないままグイッと太腿を掴むと開脚させられ、思わず見上げると速生の身体が覆い被さってくる。 「も、無理……止まんねぇって……。 だって、夕人が、こんな……やらしい顔するから……。な、キスしよ」 汗ばんだ手のひらが耳と頬の間をするすると撫でて指先に髪の毛を絡める。 何度ふれても、見つめても、いとしくて、愛らしくて仕方ないと目で伝えるように。 至近距離でまるで唱えるように………そんなキスを繰り出す速生に、結局いつものようにされるが儘。 ーーそれはもう心地よいほどに。 「ん、んんっ……ーーんぅ、………っ」 じわじわと下半身から襲い来るその情欲に身を任せるよう、目を閉じると広い背中へ両手で掴まるようにスウェットの分厚い綿生地を握りしめる。 (もうーーー……やっぱりあざとい、魔性のゆうと。) 深いキスを続けながら、そのまま。 抵抗するどころかまるで待っていたかのような、身を預けるような、力の抜きぐあい。 その垣間見せる従順さに、ああくそ、やっぱりだ。なんて少し腹立たしさすら感じつつ。 毎度毎度お馴染みのそのやりとりに互いにただひたすらーーー…酔いしれていく。 「夕人…………好きだよ」
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