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「あ、ホントだ!」
響は健気に気を取り直して、航と一緒に夜空を見上げた。
そんなに辛いことがあるなら、もっと何でも打ち明けてくれればいいのに。
響と一緒に夜空を見上げながら、航はそう思ったが、航もそれが言えなかった。
夕立が降らなくなり、響もあまりカフェ「Blue」に来なくなった。
「はぁー」
航が一人でため息を吐くと、美代が笑った。
「あら、どうしたのかな?」
ため息の理由がわかっているくせに、美代は改めて意地悪言うのだった。
そんなはず無いだろ。
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