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内緒の食事会
次の日、志尊さんからメッセージが届いた。
「2月5日はどうですか?」
俺はちょうど休みだった。志尊さんも休みのようだ。
「じゃあ、ランチでも」。
そうなんだ。てっきり夜に会うものだと思っていた。
志尊さんも俺もそれなりにお酒を飲める方なので、飲むものだと思いこんでいた。
いや、昼から飲むつもりかもしれないけれど、それでも、なんとなく、送別会は夜、居酒屋で、ほろ酔いで思い出ばなしをしながらかな? と思っていた。
そして、その次に来たメッセージに、俺は驚かされた。
「二人で会うこと、誰かに言いました?」
え? 二人? 二人きりの内緒の食事会なの?
志尊さんがそんなことを望んでいるとは思いもよらなかった。
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