旅の日

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旅の日

流浪の民に生まれた。海を渡り、山を越え、様々な国を歩いて再び海に戻ってきたとき、世界に果てはなく、旅にも終わりがないことを痛感した。故郷が欲しい。そんな話を、海辺の町で親しくなった少女に溢してしまった。「お兄さんは、この星が故郷じゃない」少女は、別の星から来たようだった。
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