最初の殺人

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最初の殺人

僕が7、8歳の時、母親は不倫相手と逃げました。今思えば、あの母親を殺せば良かった。そうすれば、待遇もよくなっていたかも知れない。イジメが毎日続いた。同級生や年上の女の子達からイジメられた。だから、最初の殺人は同級生だ。夢か、現実か今も分からない。ただ、覚えているのは、少年の頭を砂利の駐車場で、大きな石を投げつけた。少年は後頭部から、出血して、ピクリとも動かない。そして、僕は逃げる。家族には、話してない。どうせ、妄想扱いだからだ。だが、これが、きっかけ、スイッチになってしまった。動物を殺すのが好きになってしまった。特に小さな生き物は。例えばハムスターは餌をワザと与えない。タイミングをみて餌を与えた。ガリガリのハムスターは可愛い。猫に対して、石を当てた。仔猫なら、首を締めて、近くの川で沈めた。かなり殺した気がする。だから、ペットは飼わないし、飼う人間の考えが理解できなかった。僕は生き物を殺せば、僕のモノになると信じている。 そして、山形県から引っ越し新潟県ヘ着いた。祖母の家に住むことになった。僕は、努力家だ。必死になって、社会に溶け込もうと努力した。そして新潟で、初めて友達が出来た。今も、つるんでいる。
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