白い記憶

8/8
前へ
/8ページ
次へ
第8章  その夜、息子が自宅に戻らないと、その母親が騒ぎ立てたことで大人達の大捜索が始まった。すると、いなくなった子の同級生の一人が夕方まで一緒に行動していたことを白状した。そこで捜索隊が二人が最後に別れた場所に向かうと両側を白いブロック塀に囲まれた細長い通路の中程で、片方のブロック塀が大きく崩れているのを見つけた。そしてそこにはいなくなった子供がその下敷きになって息絶えていた。 
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加