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13話 - 彼の異変 -
彼とたくさん一緒に過ごしてきた日々に
少し異変があった。
彼は愛情表現をしてくれるタイプだった。
たくさんハグしてくれるし
たくさん、言葉で伝えてくれた。
そんな彼の異変に私は気づいてしまう。
私は休日の日、
友達とスノーボードに行っていた。
彼は仕事で返信は遅いなか、
私は彼にLINEで
⦅好きだよ⦆と言いたくなり
⦅好きだよ⦆と送った。
私は、好きと言う気持ちはいつも直接しか言ってなかった。
LINEで言うほど言いたくて彼に送った。
普段の彼なら、
⦅僕もだよ⦆⦅大好き⦆
などを言ってくれる彼だったのだが、
今日の彼は違った。
私は言ってくれるものだと勝手に思っていた。
彼からの返信は
⦅ありがとう⦆だけだった。
私はとてもモヤモヤした。
彼は、⦅ありがとう⦆
で終わらせる彼ではないことを
彼女である私が一番わかっていた。
彼と私の間に亀裂が入った。
とてもモヤモヤした中で
スノーボードを終えた。
後日、彼と付き合い始めてから、初めてのバレンタインだった為、私は手作りで彼にチョコをあげる計画を立てた。
私は料理は少しするほうだったが、
お菓子は苦手分野だった。
だが、彼にあげたかった。
彼とバレンタインの日、2月14日!
仕事終わりに、
彼の一人暮らしの家へ向かった。
彼は実家から仕事場まで少し距離があった為、近いところで一人暮らしを始めていた。
彼の家に着くと、
彼は仕事から帰ってきていて、
私にご飯を振舞ってくれようとご飯を作ってくれていた。
彼の家に入ると良い匂いがして、
家中に広がっていた。
彼はカレーライスを作ってくれていて、
私は嬉し過ぎてニヤケが止まらなかった。
彼の私へご飯を作ってくれたことが嬉しくて、
彼がご飯を作ってる後ろからハグをした。
好きって言葉を聞きたくて、
不安になっていた彼の気持ちを聞きたかった。
私は彼に、
「好きだよ」何度も伝えた。
でも、彼は、
「ありがとう」のみだった。
いつもと違いすぎる。
私は心が悲しくなった。
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