流れた恋

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11話 - 聖なるクリスマス - 私は彼とお付き合いを初めて、 彼は私の家に泊まりにくることが 頻繁にあった。 彼が私の家に泊まりにきて、 仕事に行く日々が多くなっていった。 彼が仕事の日には、 早起きして、彼の弁当を作った。 彼はまだ寝ている。 彼の寝顔をキッチンから覗いてみたら、 可愛いお顔で眠っていた。 アラーム音が独特な音で鳴り響く。 彼が起きて、 一緒に朝食を食べて、 わたしの作った弁当をもって、 わたしの家を出ようとする。 彼は、 「弁当ありがとう!」 と笑顔でわたしの目を見て言った。 彼が仕事に行く、私は見送る。 彼にかなりの母性を発揮してる自信がある。 私は彼が喜ぶ顔がとても好きだった。 笑った顔、嬉しそうな顔、 全てが愛おしかった。 そんな日々が続いて、 彼とたくさんの思い出を作った。 2人で何度も聞いた同じ曲。 車の中で2人で大熱唱。 車の中でデュエット。 あの曲が今でも 大好きで思い出の曲になってる。 クリスマスは、仕事の予定だったけど、 会社から有給をもらい、大冬の中、イルミネーションを一緒に見に行った。 私は 彼氏とクリスマスを過ごしたことがない。 よって人生初めての クリボッチを回避したのだ。 初めてクリスマスデート というものを堪能した。 イルミネーションが有名なところだった為、カップルで溢れていた。 その日は、雪と雨が混じった天気だった。 2人ともビショビショになった。 彼が手を繋いだ写真を撮りたいって言ってくれた。3個下の彼はまだ撮りたい年頃だった。 (その撮った写真は何に使うのかな?) 私は疑問に思ったが、 撮りたいという 彼の要望が嬉しかった。 たくさん2人の写真も撮り、 スマホの中のアルバム2人だけの写真になり、画面が潤った。 イルミネーションを楽しんで、 わたしの家へ戻り、 2人きりのクリスマスパーティーも開催した。 たくさん食べて、たくさん話し終わった後、 一緒の布団に入り、 愛しあった。 たくさんの愛情を彼からもらい、 わたしも愛情を精一杯表した。 忘れられないクリスマスになったのだった。
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