流れた恋

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2話 - 出会い - 1人暮らしの家が急に決まり、 ドキドキとワクワクがとまらなかった。 不動産屋さんと大家さんがすごく心優しい方で、私も嬉しい気持ちになった出来事がある。 それは一本の電話の内容だ。 不動産屋さんのおじさんから一本の電話がなった。 「もしもし、お世話になります。○○アパートだけど、荷物もあるだろうしすぐ鍵渡せるようにするね」 入居日は決まっていたものの、 入居日より1週間早く鍵をもらい、荷物や住む準備を初めても良いというのだ。 不動産屋さんも大家さんもとても優しい方なんだろうと感じた。 いろいろ配慮してくれた気持ちがとても嬉しかった。 そうときたら私も準備を始めていかないと思い、休日に母と家電屋さんを見に行った。 (家電高いなあ...) 一応、貯金はしていたものの、家電一式を揃えるとなるとかなりの出費だ。 家電屋さんにたくさん相談し、家電一式を選びおえた。 ・冷蔵庫 ・洗濯機 ・テレビ ・炊飯器 ・電子レンジ ・トースター ・ケトル すこし割引してもらっちゃったりして、 優しい定員さんでした。 その当時はありがとうございました。 家電を選びおえて、数日が経った。 不動産屋さんのおじさんからだ。 「鍵○日には渡せる。とりにこれる?」 「ありがとうございます。助かります」 と、鍵を受け取り少しずつ家電や家具を家に入れていく。 数日後、 「電気や水道は私が連絡しておいたから、また数日後に電話がかかってくると思う。ガスは立ち会いが必要だから、また休みの日教えて」 「ありがとうございます、一応○日の夕方ならガスの立ち会いできそうです」 と答えて、ガスの立ち会いは、○日に決まった。 着々と一人暮らしの準備が進んでいく。 思ったのは、1人暮らしするのって大変。 手続きやら運びもの、親や、いとこがたくさん手伝ってくれたおかげでなんとか少しずつ形になってきている。 昔の若い頃に思っていた 21歳ってもう立派な大人って感じていたけど、 いざ自分が21歳になってみたら、全然大人じゃないことに気がついた。 私は、何も知らない。1人暮らしするのにも1人でできてないし、手続きも頼ってしまっている自分がいる。 もっと大人にならないといけないと感じながらも、ガスの立ち合いの日になった。 私は一人暮らしに使う細々したものを午前中に買いに行きました。 めんどくさかった為、髪を結び帽子をかぶり、すっぴんで1日を過ごすことに決めた。 ガスの立ち合いもどうせ おじさんだしな〜と思っていた。 私って本当に女子力ないなと感じながらもガス屋さんが来るのを待っていた。 " ピーンポーン" 大きな音で部屋中に鳴り響いた。 (きたきた、ガス屋さん^^待ってました) と心の中で思い、 「はーーい」 と返事した。 玄関へ行き扉を開けると、 若い青年が立っていた。
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