倦怠期と勝負下着♡

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「んーー……」  ーー藤次さんと結婚して、もう直ぐ3年。  子供は2人、郊外だけど広くて日当たりのよくて住みやすい我が家。  コツコツお金を貯めて、ファミリー向けの新車だって買った。  だから最近、藤次さんは休日ドライブに連れて行ってくれるし、仕事も育児も上手く両立してる。  だから別に、不満なんてない。  ないんだけど…… 「よしっ!!」  意を決して、私はとある通販サイトの商品をカートに入れた。 * 「…しかしアレやなぁ〜。こうして2人きりで過ごすん、久しぶりやな〜」 「う、うん。そ、そうね…」  ーーとある平日。  藤太と恋雪を保育園に連れて行く準備してたら、藤次さんがいきなり、今日ワシ有給取ってんと言ってきたから、なら久しぶりにデートしたいって言ったら、藤次さん笑って了承してくれて、車で藤棚を観に連れて行ってくれた。  山の高台の、人気の無い静かな展望台に咲く藤の花を見ながら、頑張って作ったお弁当を広げてお茶を淹れてると、藤次さんがしみじみと言うので、私も頷く。 「で、でも…よくあの部長さんから有給取れたわねー。お、お仕事、そんなに忙しく無いの?」 「ん?……んーーー……」  なにやら顔を俯け頭を掻く藤次さん。  よく見ると頬がほんのり赤くて、私もつられて赤くなる。  まさか… 「…か、勘違いだったら恥ずかしいけど、今日の急なお休みって…もしかして、私の…ため?」 「………う、うん。」 「あ………」  真っ赤になる私を、藤次さんは優しく抱きすくめる。 「…ワシ、いや、俺…最近仕事と親父業に、特に…欲しかった愛娘の恋雪できてから、そっちばあ構ってて、お前を顧みてなかった。そしたら、お前段々笑わんなって来て、そっけなくなってきて、それが堪らのう、辛くて…部長に土下座して、無理くり今日の休み、もらってん。」 「そ、そんな…私、そんなに態度に、出てた?」  …馬鹿。  藤次さんが、人一倍他人の機微に鋭いの、分かってたじゃない。  なのに、私自分の事しか考えてなかった…  けど、だけど… 「ごめんなさい。不安にさせて……でも、ちょっと嬉しい。」 「えっ?!」  瞬く藤次さんの顔を正面から見て、そっと口角を上げて微笑む。 「私も、不安だった。藤次さんに、もう女として見てもらえなくなったのかなって、もう…抱いてもらえないのかなって…だから…」 「えっ、ちょっ…」  そっと、藤次さんの手を取り、スカートの中に導き、こういう時を期待して、願いを込めて買った…おろしたての勝負下着…紐パンの先を握らせる。 「絢音…」 「…藤次さん、好きでしょ?こーゆーの。だから、車連れてって?外は、さすがに恥ずかしいわ…」 「う、うん!!行こ!!飯なんて後回しや!!そ、そやしー……」 「ん?」  首を捻った瞬間、蝶々結びがしゅるりと解けて、はだけた隙間から、藤次さんの手が入ってきて、陰部に指が触れる。 「あっ!……藤次…さん……」  期待してた分、濡れるのも早くて、ヒラヒラと舞う藤の花の下で、着の身着のままで前戯に耽っていたら、シャツを捲られ、口でブラの紐を解かれる。  春風に晒された敏感な胸の先にチュッとキスして、藤次さんは興奮した声で呟く。 「中もびしゃびしゃで、エッロ…もうこのまま、ここでしよ?どうせ誰も見てへんわ。」 「えっ?!ちょっ…」  レジャーシートの上に寝かされ、スカートを捲ると、藤次さんは私に跨り、乱雑にズボンを脱ぎ始める。  えっ!??ええっ?!!!! 「と、藤次さん!!!さ、さすがにこれ以上は車で……あっ!!!」  ピタッと、膣口に熱をもった先端を当てがわれ、私は真っ赤になる。 「……こんなエロい煽り方して、今更恥ずかしがるなや。黙って咥えて、久しぶりに乱れたらエエわ。可愛い俺の、絢音……」 「と、藤次…さん……」  ーーそうしてこうして、結婚3年目。  倦怠期気味だった関係は解消されたけど、その後も藤次さんに紐パンプレイを要求される、ちょっと困った副産物ができて、我ながらやり過ぎちゃったなと後悔しながらも、藤次さんが喜んでくれるならいっかと思っちゃう私も、大概変態よね♡  大好きよ。  私の可愛い可愛い…旦那(へんたい)さん♡
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