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ぽんぽこ
多摩の団地と言えば、あの有名な「平成狸合戦ぽんぽこ」という映画を思いつく方が多いのではないかと思います。
あの映画はまさしく、このお話に出てくる多摩ニュータウンを開発するときのお話です。
あのお話に出てきたように、元は丘陵地だった場所にニュータウンを立てるという計画の元、本当に沢山の団地が建てられています。
団地によっては少しずつ年代も違うし、最初の計画からは50年程も立っているのでしょうから大規模修繕などを重ねたり、まだ新しい団地もあります。
私、鈴木 真理が多摩の団地に住むようになってからのお話を色々と書いて行きたいと思います。
住むきっかけになったお話も最初に少し入ります。
団地名や登場人物、設定は全てフィクションです。
そうでないと、すぐに場所の特定ができてしまいますからね。
作品に出てくるのは、鈴木家が住んでいる団地、京王永山と京王多摩センターのちょうど真ん中辺にある団地です。
引っ越しを重ねるごとに駅からは遠ざかって行きます。
今住んでいる団地はちょうど二つの駅の真ん中あたりです。
でも、そこまで書いても決して団地を突き止めることはできないのです。
何故なら、周囲はほぼ団地しかないのです。
そのおかげで車の心配がない遊歩道、夫のお義母さんが来たときの車いすでの移動等、弱者にも優しい町が出来上がっているのです。
私は小さい頃に田舎育ちだったせいか、多摩の緑のある暮らしから離れる事が出来ません。
実家はもう、両親ともに亡くなり、家も売ってしまったので、大学から出てきた東京でずっと暮らしています。
そんな中でも多摩地区は一番お気に入りの場所なのです。
長い団地の歴史の中で大きく育った樹々。
その樹々のおかげで集まってくる色々な鳥や動物たち。
そんな環境がとても気に入っていて、引っ越しても引越してもそこは多摩地区の中。
ついに、多摩ニュータウンの中の団地に住むことになったのです。
このお話ではそんな団地で起こった色々な出来事や、団地に住んでいる人々、そして、団地周辺の豊かな自然を書いて行きたいと思うのです。
更新頻度は分かりませんが、真理の眼から見た団地や、感じた事などを書いて行かれたらなぁ、と思っています。
まずは、引っ越しのお話から書いて行きたいと思います。
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