エンドレス・ラプソディ

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   ──そうして、店内にいた人たちは後日、事情聴取に来てほしいと名前や住所などを尋ねられ店を後にしたが、終電はとっくに過ぎていた。  俺は部屋が空いているビジネスホテルをどうにか探しだし、仕方なくそこに泊まることにした。  本当に大変な日だった。シャワーを浴びてゆっくり寝よう。  そう思っていたのに、少しだけ休もうとベッドに転がった途端に寝てしまい、気がつけば、すでに午前四時を回っていた。  慌ててシャワーを浴びようと準備を始める。格安のホテルだが、シャワーは二十四時間OKなのが有り難い。  ここは、かなり格安のビジネスホテルのため、シャワーは部屋に備え付けられていない。貴重品は部屋の金庫に仕舞い、シャワー室のある一階までエレベータで降りる。  受付カウンターを目の前に左に曲がり、突き当たりに磨りガラスのアルミ扉が俺を迎える。  ドアノブを回してシャワー室に入る。左の壁には、ずらりとシャワーが十ほど並んでいた。一つ一つの間は白い壁で区切られていて、軽い個室タイプになっている。  右の壁には正方形に区切られた棚が並び、いくつか服が入っている。室内をざっと見て五人くらいがいるだろうか。  ルームキーには輪ゴムが付いており、手首に通すことができるようになっている。  シャワーしかないので、備え付けのボディソープとシャンプー、トリートメントで適当に体を洗いざっとタオルで水分を拭き取って、服を着るため棚に向かう。  そのとき──
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