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主題歌・挿入歌
TLでもしつこいくらいに述べていますが、この作品には主題歌と勝手に設定している歌があります。本作の序盤に登場するこの曲です。
Avril Lavigne - Anything But Ordinary
https://youtu.be/zkqBY-c0CYg?si=87fyNUDrg6bZKoq-
執筆中、この曲を車の中で聴いてモチベーションをあげていました。同時にこの曲には主人公アヴリルの感じている葛藤やさまざまな感情が表現されていて、長い旅路の中で主題を見失わない上で大きな道標になりました。
この曲を知ったのは中学3年の頃でしょうか。思春期の私は、これからのことに不安を感じ劣等感に苛まれ、自己肯定感の低さのために日々苦しみ続けていましていました。アヴリルと同じように、海の向こうの遠い国に私と全く同じことを考えている人がいるんだと感激した記憶があります。
このままつまらない人生を送るのか?
死ぬまでこの鬱屈した感情を抱えたままなのか?
周囲の無神経で無遠慮な言葉に傷つけられるばかりで、一体どう心を保てばいいのか?
もう消えた方がいいんじゃないか?
とにかくそんなネガティブなことばかり考えてました。周りの人は理解してくれない、この曲が1番私の言いたいことを、感じていることを的確に言語化して代弁してくれている気がしたんです。
他人と違ってもいい、自分が生きているって感じることをする。本当に心から好きだと思えることをすることの大切さを、思春期特有の瑞々しく繊細な感性で魂の底から叫び歌っている。そんな気がするんです。
そして挿入歌。これはCalum Scottの" Cross Your Mind " に決定です。
https://youtu.be/CG66k46n1TE?si=VtKFZg2ZeIAK2GoU
どこで流れるかというと、アヴリルがボ・ワーズ島でミハイルと対峙して海に飛び込むシーンですね。あそこで流れてる設定です。
アヴリルはあのシーンで、自分が死んだことをオーロラは知らなくていいと感じています。でも一方で覚えていてほしいという願望もあります。いつか自分が戯けて愛する彼女の前に出ていくことを信じていてほしい、悲しまないでほしいけれど頭の隅にあってほしい。それはアヴリルなりの愛なのだと思います。
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