名台詞① ケニー

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名台詞① ケニー

『歌詞は誰かの言葉じゃ駄目なの、自分の言葉でないと』  この作品でも度々触れた偉大なロックシンガーアヴリル・ラヴィーンの名言です。これは歌詞のみでなく文字を使う創作全般にいえることなのではないかと思います。  今作はいつも以上に魂を込めて創作にのめり込みました。何もかも忘れて隣にいる祖母の声も、テレビの音も耳に入らないくらいです。笑   でもそういうときって自分の内側に眠っていた言葉、無意識の思考なんかが出てきやすい気がします。  今回の作品もそうでした。自分の中から言葉が溢れ出して、書きながら泣いてしまうことも多々。特に後半はボロ泣きしながら書いてました。笑  本当に自己満なんですが、自分で気に入っている台詞や文章をランダムで紹介していきたいと思います。  まずはケニーのこの台詞。 『僕は確かにウスノロで間抜けで役立たずかもしれない。社会で生きていけないような底辺に見えるかもしれない。だけど……だけど僕だって生きてるんだ!! あんたなんかよりもずっとマシだ!! 逃げてるのはあんたの方だ!! 僕だって他の皆だって、動物たちだってあんたよりもずっと真面目に精一杯頑張ってる!! あんたは一番の弱虫だ!! 自分勝手に理不尽に人や動物を傷つけて、最後には理解者も何もかもを失って一人で死んでくしかない飲んだくれだ!!』  この台詞は社会から疎外された人々の心を代弁すると同時に、真面目で純粋な人間たちを支配する立場の者による非道な行いを糾弾しています。真面目にやっている人が報われるかというと必ずしもそうではなく、そのような人を利用し暴力や暴言によって傷つける人間がいるのも事実。そういう人間たちが裁かれ孤独に陥って自らの過ちを悔いてほしい。そして、優しい心を持ち努力を続ける人たちが報われてほしいという、私の願いが込められています。
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