『地下ダンジョンに、謎の三つ星レストランは実在した!!』

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 店内は、地下ダンジョンとは別世界である。煌びやかなシャンデリアと、落ち着いた間接照明が取材班を迎えてくれた。  受付にて招待状を提示すると、シックな佇まいながら宝石のように硬質な煌びやかさが不安を搔き立てるレセプショニストが歓迎の意を示してくれる。そして、担当のウェイトレスもまた、落ち着いたスーツ姿の、妖艶な美人であった。  ここで、一つ重大な問題が発生した! 高級レストランでは常識のドレスコードである。しかし、命がけの探検と予想された為、用意していなかったのである。これはグルメスペシャル取材班としたことが、大失態であった!  ところがである、ここは極めて特殊な場所にある特別な店である。訪れる客も特別であり、迎える店舗とスタッフもまた特別であったのだ。
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