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暗闇の中から何者かが襲い掛かってきた! 異変に気付き振り返った隊員のライトに照らされたそれは、明らかに人間ではない怪物であった! 怪物は、巨体に獰猛な肉食獣を思わせる鋭い爪と牙を持っている。ライトの光で目が眩み、一度はたじろいたが、奴はまだ闇の中に居るっ! 息を殺し我々が隙を見せるのを待っているに違いなかった。それが証拠に、奴の放つ腐肉の匂いは、より一層強くなっているのだ!
そのとき、撮影班の一人が、撮影用の強力なサーチライトを点灯する事を提案した。確かに、ダンジョン内部に生息する怪物であるなら、光が弱点であるはずである。
「みんな、油断するなよ!」
「はい!」
隊長の指示に隊員たちも身構える。そしてサーチライトが、ダンジョン内を強烈な光で照らしだした!
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