悪役令嬢には一物がある

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ここは? 黒い、漆黒の黒さ…粘り付く様な 360度VR廻りを見回しても 天蓋付きベッドの天の川の様な鮮やかな模様とは違う でも何故か目は視える 普通、死んだら白い部屋の様な様な所 ホワイトルームとかで神様やらと対面するのでは? 全く逆なブラックなルームなんですが? 『それはそうじゃろうワシ、邪神じゃし』 え? 声の方を振り返ると漆黒の玉座の様な椅子に座った 美少女がいた…黒い眼帯を右目にしている どこか見覚えがある様な? 『それはそうじゃろうワシ、身体はお主じゃし』 え?俺はこんな美少女ではない どちらかといえば小汚い中年? それよりも、俺は声を出してないのに 『ふむ、お主の記憶も探らせてもらう』 ガッと俺の頭に小さい紅葉の様な片手をおく 「アバババガガッ」 思わず叫んでしまう 痛い痛い主に首が! 高速で頭を振られた様な気がする余りにも早くて よく分からんかったけど 『なるほど、これはこれは、うむ』 えっと?どういう事なんですか?邪神さま? 『まあ、あれじゃお主に分かるようにいうと』 いうと? 『間違えて転生させられた、よくある展開じゃな』 え〜!?そんな事、あるな…たしかにテンプレだ 部屋が黒いと言う事を除けば 『ふむ、それでは説明回と行こうかの?』
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