悪役令嬢には一物がある

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わかりました 『おお!やってくれるか?』 でも、邪神さま、アレをいただかないと 『あれ?』 そう、お約束のアレですよアレ へへへと笑いながら全力で手をこすり胡麻すり 『フフフ、そちも悪よのう』 そう言うと有名な猫屋の羊羹ぽい物を出してくる 中に山吹色の金貨が入っていた… いや、お菓子箱に入った小判とかじゃなくて 『フフ、分かっておる…記憶を除いた時に見た 時代劇の真似をしただけじゃ』 え?そんな所まで?どこまで見たの? 『フフ、全てじゃ、因みにお主が素人童貞を捨てた のはにじゅ…』 わーワーワー!トップシークレットよ! 俺は魔法使いにはなれなかったんだ! 『まあ、冗談はさておきアレとはつまり』 つまり? 『チート能力の事じゃろ?』 そう!それです 『しかし、死に戻りと言う超神スキルがついとるし の〜これ以上はのの〜』 いやいや、ゲームなら普通に基本的にはありますよ セーブロードとかは、余程のク◯ゲーじゃなきゃ まあ、ゲームモードによってなかったりもあるけど 『ふむ、そう言われれば、たしかにの…では、 対価を頂こう』 え?無料でスキルをくれたりしないの? 『当たり前じゃろ?わし邪神じゃしw』 ニヤニヤと笑いながら、こちらを見下す邪神さん くっムカつくけど可愛いし正論だぜ さっきも言ってたもんな対価が必要と 『では、お主の仮の兄の魂と引き換えに シャドウのスキルを授ける』 え?
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