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2. 用語集 【FS(フレームスーツ)】 この世界における人型ロボットの総称。 高さ20メートル前後の人型機動兵器。 ロストプライムによりもたらされた技術で作られている。 ブラダガム帝国の開発した「ゴブ」は画期的で数十年利用されてもまだ現役なレベル。 ※コックピット想定図 da2449b7-6fd2-4a45-99bc-419cc7e3f1a6 【FG(フレームギガント)】 この世界におけるFSと別系統のロボット。 FSより大型、非人型のものを呼称する。 1人乗りのものから、複座式のものまで多数ある。 【PS(パワードスーツ)】 この世界で戦車・戦闘機に次いで登場した兵器。 全身を覆う、文字通り機械のスーツのような兵器であり、2m・4m・8mサイズとサイズ別のスーツがある。 基地制圧・兵士の白兵戦で使用されることも未だに多々ある。 生産コストが安く、小回りがきき、FS部隊の小隊員にも採用されてる 【M(ミッション)・A(アームズ)・W(ウェポン)システム】 共通規格やフレームのウェポンラックに武装の換装が可能なシステム。 長距離戦用のビームランチャーや長距離キャノン、接近戦用のトンファーやソードなど、多種多様に存在する。 エースなどはその人の適性にあわせたウェポンパックを用意することも可能。 もちろん武器自体は量産のもののため、ワンオフの武器に比べると威力や射程で劣ることもある。 なお、ワンオフ機やフレームが特殊な機体には当然実装することはできない 【水素エンジン】 この世界観では基礎となるエンジン。 現在の技術である「球状トカマク」による高温核融合炉の技術的課題点をクリアして実現したエンジン。 効率の良いエネルギー量を生むことができ、オーバーテクノロジーの取り入れで比較的安価な値段で製造が可能。 ・性能 基地やロボットの動力源としてエネルギーを賄うことができる規模の出力が可能。 ただし、小型化には未だ成功しておらず、車や家庭用機器には搭載が難しい。 技術的に発電所を立てて大規模に発電も可能だが、事故時に放射線汚染を疑う人もいるためどの陣営でも建設反対の声が大きい。 この世界観では本来はエンジンの最終生産物がエネルギーと水のため比較的クリーンである ・欠点 ロボを動かせるエネルギーを生むとは言え限界はある。ある程度以上の出力は出せないことが欠点。 比較的安価とは言え、それでも原材料は決して安くはない。国同士の取り合いにより金額も大きく変わる代物。撃墜された機体のパーツとして回収されることも常々ある。 【核融合炉エンジンシステム】 水素エンジンと同じ構想の上位互換的なエンジン。 ただしこちらはトカマクではなく、「レーザー式慣性閉じ込めシステム」を採用して飛躍的なエネルギー量へと高めている。 ・性能 核分裂と違い、放射性廃棄物を出さないクリーンなシステムのため各国が注目している。 エネルギー量は水素エンジンの約5倍。 小型のため、(コスト度外視前提で)一つの機体に2つ積むツインエンジンにもできる。 水素エンジンや風力エンジンとの併用も可能。戦艦などに向いている。 ・欠点 素材が希少のため生産コストが高い。「レーザー式慣性閉じ込めシステム」は工業的に非常に難しく、技術者が失われる=生産不可能に陥る。 【全固体電池】 遺跡から出土した全固体電池を、第1世代とし、10年間で第3世代まで発展させた電池。 軽量・小型・サイクル寿命が長い電池。携帯型端末やPCに広く利用されるバッテリー。 ・性能 とにかく軽い。それなりの電力を生み出すことができる。 利用用途は現在のバッテリーと同じ範囲に広く使われている。資源不足の世界で唯一広く普及する代物。 感電の恐れも少なく、子供にも安全で、充電機構は世界共通規格。 ・欠点 一部武装はともかく、機体を動かせるだけの電力は生み出せない。複数積むことで戦闘機程度は動かせた実績はある。 普及はしてるものの、資源の少ないこの世界では貴重である。不法な投棄はどの国でも厳罰である。 【太極図システム】 パイロットと機体をリンクさせることで、パイロットの技術が低くても機体を思うように動かせるシステム。 遺跡から出土したヘブンズ・ギフトの技術を、シキ・ヤサカがそっくりそのままFSに導入したのが開祖。 使用者が限られたため、オミットした量産型がある。 事故を防ぐために積まれたAIの設計思想と融合し、技術サポートシステム全体に利用が始まっている。 ・性能 パイロットの年齢・腕を問わず一般兵士レベルに戦える。 →例えば10歳の少年が紛争を切り抜けたプロと渡り合える。 資源不足でどんな人員でも欲しい時代に、楽に素人をプロにするシステムは理にかなっている。 学習済の小型端末を開発・装着すれば兵士以外の軍務も可能な即戦力を生み出せる可能性がある ・欠点 思考をダイレクトに機体の動きへ反映できる反面、量産型のシステムでは銃の照準・敵の選定など細かい部分はどうしてもマニュアル操作。 【携帯端末「Cyber-Bell」】 略してサイベ。遠くに声を伝える「電話」という概念ができてから急速に発展し、世界に広まった連絡技術。 要はスマートフォン。現実世界のそれと大差はない。 片手に収まる液晶型から、大きめのパッド型、電子スクリーンが空間に映し出されるスクリーン型に分かれる。 スクリーン型は、平面のみでなく3Dの物体を映し出すことも可能。 携行性に優れ、多くの人がもつ必需のインフラとなっている。
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