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夜道、若い女性が息を切らして逃げている。
服は裂けていて何かで切られているかのようだった。
危機迫った表情である存在から逃げ惑っている。
後ろからは男が刃物を握りヘラヘラ笑いながら追いかけていた。
「待ちな!良い子だから」
「きゃあぁ誰か助けてー!!」
ついには腕を掴まれる女性。
だがしかし、男は女性の口元を抑えて口封じしてしまう。
抵抗を試みるも男の力には敵わない。
そんな時そんな時「そこまでだ!!」と誰かが男を呼び止めた。
「誰だ誰だ!」
上空を男は見上げる。
家の屋根の上に3人の男が現れた。
「俺は執事フット!」
真ん中に立つはフット。フットはビシリとさせて直立不動の姿勢。
「俺は執事雪兎!」
左側に立つは雪兎。雪兎はポーズで決める。
「俺は執事ケタル!」
右側に立つはケタル。雪兎と同じくポーズで決める。
「「三人合わせて執事レンジャー!!」」
そしてそして同時にハモりヒーローとしての颯爽としたお決まりの、当然な現れ方をした。
「てうおぉい!!」
そこで雪兎が突っ込みフットの胸ぐらを掴む。
「なんだよぉ?」
「なんでお前が1番に言うんだ!俺が1番手だろ!」
「俺はチイチイのお気に入りだからリーダーに決まってんだよ!」
「にゃにおぅ!?」
突然仲間割れが起こる。
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