第一章

2/2
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
のり子「ほう、れん、そう・・・お、美味しそうな名前ね、ってよく見たら私と同じ学校の制服じゃない!LINE交換しましょう!」 義高「ごめん僕機械駄目で携帯持ってないんだ。本当だよ」 のり子「じゃあ、家電は?」 義高は、紙に番号を書き渡す。のり子は名刺を取り出し渡した。義高は名刺をじっと見ていて何か考えていたが知らんふりして。 のり子「学校に行く道が分からなかったの。一緒にいきましょ」 義高「もしかして方向音痴?学校はあっちだよ」 のり子「そうなんだ、いやー毎日遅刻して困っているのよね」 義高「毎日ってやばいんじゃ」 のり子「義高だって遅刻じゃない」 義高「僕は早退してきたんだよ。この辺は霊が集まりやすいから頭痛が酷くなるんだよね。でも祓ったから治ったし、学校まで案内するよ」 のり子「助かる!家こっちなの?」 義高「ああ、そこのアパートだよ」 トサカ「のり子!早くしないとまた留年するぞ!」 のり子「そうだった!義高お願い!」 のり子が手を合わせてお願いすると義高の式神のリーダーらしき、ほうがのり子の前に出る。 ほう「待て、義高は熱があるわしが連れて行こう」 義高「大丈夫だよ。僕もう治ったよ」 ほう「本当にもう平気なのか?」 義高「ほうは心配しすぎだよ。急ごう芦屋さん」 のり子「のり子でいいわ。でも、案内はトサカに任せるわごめんなさい無理させたみたいで。 行くわよトサカ!義高今日良かったらお見舞いに行くわ!そういえば苗字教えてよ」 義高「安倍だよ。のり子」 のり子「安倍・・・」 のり子は惚けていた。あの、のなんて、思わなかったからだ。 トサカ「のり子」 のり子ははっとし、これ以上遅刻するわけには行かないと行こうとする。 のり子「義高学校が終わったら行くわね!」 その後のり子は放課後のチャイムがなった時チャイムがなった。また、二年生をしなければならない事が決まった。 雪の舞い散る日の事だった。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!