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サンダーは大学ではジャーナリズムを専攻していた。外国語も得意であり、タウンズビル大学への交換留学を希望していた。努力の結果、タウンズビル大学の協定プログラムに合格した。海外志向が強いサンダーには念願の海外留学だった。
ところが、ある日サンダーは風邪をこじらせて大学を休むことになった。病院に行く気力すらなく、ひたすらベッドで咳をしながらテキストを読んでいた。
ようやく回復して大学に向かうと、大学当局から呼び出された。
「この三日何をしていた」
職員はサンダーが違法の活動をしていると報告があったと話した。
サンダーは病気だったと話したが、聞き入れられなかった。病院に行っていれば診断書が取れたが、それもない。
サンダーは退学処分になった。
両親は怒り狂い、泣いた。弁明は聞き入れられなかった。
「もうこの家を出ていけ、用済みだ」
それから両親には会っていない。
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