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「で、ジョージ。ロザンヌって誰ね」
サンダーがニヤニヤ笑う。
「元職場の同僚です」
いい終わらないうちにマルチナが遮る。
「執行のとき、名前を呼んでいたわよ。そのときも千人針もらっていたのよね。さあ、認めなさいよ、彼女だって」
「違いますよ。僕は恋人がいたことがありません」
サンダーがあのね、と言い返す。
「何百人とやるよりも一人の異性に愛される方が難しいよ、だからあんた自信持ちなさいな」
「サンダーがいうと説得力あるわね」
マルチナがぼそっと返す。
このスーツとネクタイがすぐさま役に立つようになると誰が予想しただろうか。
盛り上がっている間に、電子世界には新たなモンスターが現れていた。
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