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聞き込み調査を街で行う。被害者が行っていたバーやクラブ、洋品店を回る。一番から十番までを目標に歩き回る。
歩きすぎて足が棒のようになった。しかし、収穫は少ない。遊び歩いていて女癖が悪いやつばかりだがこれだけの容姿ならあり得るという感想しか沸かない。
「もう帰ろう。ジムにはわかりませんでしたと言ってさ」
トムはサンダーに言った。
「そうするか。飯食べてからでもいいか」
「ああ」
店はカレー屋を選んだ。サンダーは羊肉のカレー、トムはバターチキンのカレーを頼んだ。
ナンをちぎりながらカレーを食べる。
「ナンおかわりしようかな」
この店ではナンのおかわりが自由だ。サンダーはよく食べる。筋肉質とはいえ細身の部類だ。
サラダ、ナン、カレー、ラッシーがどんどん消えていく。よくその体に入るなとトムは感心した。
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