特殊業務部、オオトモボディサービス 三塚証、三塚祝 27歳

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 こうしてみるとやはり口でされるよりは下を使った方が気持ちが良い。それがわかっているので僕らはさっさと代わることにした。腸壁にぺニスを強めに擦り付けた。体を下から揺さぶられながらも咥えられたぺニスを舐めるのを辞めない様子はまあまあ健気だ。遠慮も許可も必要ない気がしたので挿入したまま射精した。オーガズムを迎えた方は少し体をぶるりと震わせてから立ち上がり場所を代わった。アナルに勃起したぺニスを突っ込み萎えた方は社長の舌にローションとザーメンを拭わせた。それからやることのなくなった口に酒を流し込んだ。  社長は決して整った顔立ちではない。顔は平たいし体も痩せ過ぎているし脚は短い方だしそれに反して腕は長過ぎる。本人もそれらをカバーして良く見せようという努力をしていない。いくらでも美しくデザインできるはずの身体を「飼い主」は何故敢えてこんな形にしたのか。だがこうして僕らが彼を求めてしまうことを考えればこれが彼の造形の最適解だったのだろうと思う。飼い主に与えられたその身体は怪奇種を屠り解体し、そしてヒトに性的に消費されるマシーンだ。  そろそろ限界が近い。社長の丸い尻を持ち上げて上から下に打ち付けるように奥を刺激した。社長の長い前髪の隙間から潤んだ切れ長の双眸が覗いた。人工生命体に心なんてあるんだろうか。そんなどうでもいいことを考えながら射精した。
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