秘密の時間

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秘密の時間

学校から家に帰ると今日も誰も居らなかった。私はすぐさま自分の部屋へゆき鞄を放り出し、ボタンひとつはずすのももどかしく衣服を全て脱ぎ捨てた。白い三つ折りのソックスだけになったまだ発達のゆかない、足先だけ隠した自分のその姿に興奮を覚えるのだ。足というものは性的なものに感じられまるきりの全裸よりこの学校で一日中履いた白い三つ折りソックスだけになるとそれだけでじゅうぶんな興奮を得ていた。いずれその先のことなのだが大人になった私が付き合った男性は一日中ハイヒールの中で蒸れた私のストッキングのつま先を異様なほど愛し口で愛撫し自身のモノを擦り付け白いものを撒き散らすのであった。今この部屋にひとりレースのカーテンからは柔らかな春の日差し。窓の外から誰かにこんな痴態を覗き見されたいという願望。屋根伝いに部屋に来て私の白ソックスしか履いていない裸体を隅々まで撫でて欲しいと願った。このまま外に飛び出して道行く人たち皆に軽蔑の眼差しや罵声を浴びせられ失禁してみたいとも思っていた。入浴以外でこうして全裸になる快感をいつから覚えたのか自分でも定かではなかった。きっかけは父が机の引き出しに隠しておいたであろう成人誌を盗み見したことである。全裸の女性が様々なポーズをとりどれも自身の身体を持て余す風で表情はせつなく且つ上気したような虚ろでありそのグラビアページからため息が聞こえてもおかしくないような快感に満ち満ちた裸体の女たち。中には男性のモノを舐め口に含んだり大事なアソコに挿入され快感に歪み髪を乱し狂ったような表情で快感を見せる女達。いつしか私の手は自然と股間へとのび濡れた下着の上から指で弄った。やがて自分も全裸になりその女たちのポーズを真似ることで激しい快感を得るようになっていた。自らその身体をまさぐり声を出し、そしてそれは誰かに見られたらお終いなのだが、しかし誰かに突然部屋のドアを開けられ見られ蔑まれたいと願うのであった。そして顕もない全裸の私をこの成人誌のようにされたいと願うのだった。様々なポーズをとるうち私は鮑に激しく指を出し入れし誰もいないはずの家でまるで大人の女のような喘ぎ声をあげ床でのけぞっる自慰を毎日のように続けた。そんなある日、その日も全裸になりグラビアページのようなポーズで鮑を指でこすり喘ぎ声をあげていたときだ。突然部屋のドアが開けられた。待ち望んでいた瞬間に興奮は最高潮に達し、しかしそれに相反する激しい恥辱。 こんな恥ずかしい私を見てください
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