4.学校教育にタブレット端末 失敗なのか?

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4.学校教育にタブレット端末 失敗なのか?

※今回、ストーリー風にしてみようと思います。 先生「おい空坂、なんでタブレットで遊んだんだ?」 空坂「遊んでないです。締め切りが近くて」 先生「はぁ、いいか?このタブレットは、厳重に管理されているんだ。    お前が何をしようが全部筒抜けなんだよ」 空坂「そうなんですね……」 先生「これ、高校でやったら犯罪だぞ?    っていうのも、お前わかってるよな?」 空坂「はい」 先生「お前みたいなのが大量に出たってことは、この制度は失敗だったか」 空坂「……先生、極端ですね」 先生「あ?」 空坂「これは私の短い時間で考えた哲学です。    ズバリこの世は白黒はっきりすることがほとんどない」 先生「それは、違う正義があるだけだ、ということか?」 空坂「いいえ。この世には善悪があります。その基準となるのが」 先生「法律、か」 空坂「はい。ですが、戦争やら、それを超越することが起きた場合、    どうなると思いますか?」 先生「喧嘩両成敗だ」 空坂「さすが社会の先生。でも違います」 先生「違うんかい」 空坂「そんなことが起きた場合、”勝った方”が善になります。    勝利、その争いの結果以外にも、いろいろあります。    権力、財力など」 先生「なかなかおもしろいな」 空坂「それでは、本題に戻りましょう。今回の本題は、学校教育にタブレット       を導入したのは失敗だったか。それは……」 先生「それは?」 空坂「大成功です。それでは、恩恵から話していきます」 先生「は?」 空坂「まぁ少し黙っていてください。    このタブレットは多大なる恩恵をもたらしました。    デメリットは、今先生が危惧したこと。    これで、別のことができるということです。    そのために監視用の大掛かりなものまで用意して、    ただの税金の無駄です。    ただ私は今言った。大成功と」 先生「じゃあ、遊んでるやつを野放しにしろってことか?」 空坂「いえいえ。勿論失敗しましたよ?」 先生「なにが失敗だったんだ?」 空坂「それは……”教育”です」 先生「どういうことだ?」 空坂「一番悪いのは、これを使う生徒を使いこなせなかった先生です。    先生の教育が不十分だったんです。最初から、タブレットで遊んだ場合      どうなるかとか」 先生「そうくるか」 空坂「この失敗は、上がグローバル化などを急いでしまった結果です」 先生「お前はそう考えるんだな。なんか、面白い話が聞けたよ」 空坂「まぁ、13歳の哲学者ですからね」 先生「なんだそれ。将来は政治家になりたいのか?」 空坂「いいえ、そんな泥沼につかりたくはないです」 先生「じゃあ、なにがしたいんだ?」 空坂「革命、ですかね」
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