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「!」
ユキさんは内心驚いているだろう。
でも、離れようととはしない。
それがたまらなく嬉しい。
「……っぷは」
数分間そうしていた。
ユキさんは真っ赤になっていた。
僕は笑う。
そしたら、ユキさんはムスッとする。
そんな時間が永遠に続いてほしい。
「帰りましょう」
「また会えるよね?」
「もちろんです」
「よかった」
だって、僕からあなたに会いたいって言ったんですから。
その意見が変わるわけないじゃないですか。
お互いの熱を共有する。
雪は僕らを包み込む。
絶対に別れないという確信が湧いてくる。
だって、この魔法の雪が溶けるほどに
僕はあなたを愛しているのだから。
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