本編

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その日は雪が降っていた。 前が見えないほど朝は降っていたけど、昼になればそれなりに止んだ。 そして、その人がいるであろうあの場所に行った。 「ユキさん!」 雪が太陽に反射してキラキラする。 ユキさんが白くて細くて壊れてしまいそうで走った。 白い吐息が頬をかする。 そして、ユキさんの目の前に行くと、ユキさんは嬉しそうに目を細めて口角を上げた。
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