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「これって奇跡みたいだよね。」
「そうだな。」
「ねぇ、朔。」
「私と出逢ってくれて、ありがとう。
なってくれて、ありがとう。」
「こちらこそありがとう。凜を好きになって結婚してよかった。」
君はそう言って、そっとキスを落とした。
ねぇ、朔、私本当に貴方と出逢えてよかった。
あとねさっき好きって言ったけどあれ、嘘なんだ。いま本当は、好きじゃなくて、愛してるよ。朔のこと、世界で一番、愛してる。それはこれからも変わることはない。私は、ずっと朔の隣で、この先も未来を紡いでいく。そんな想いをこめて、私は、君と繋いでいる手をさっきよりも少し強く握った。
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