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ここまで来たら自分では帰れないし、話だけでも聞いてみるか。 「教授よくいらして下さいました。わたくしはカリス星の女王パルスと申します。ここに居るのは王子のオーエンです」 「始めまして美羽隆史(みわたかし)です。拉致されたんですけどね!それで私に何の御用ですか?」 「教授、窓の外を見て下さい!霧が凄いでしょう、この星はもう3年もこの状態です」 「私は自然環境の専門ではないので霧をはらすことは出来ませんよ」 「それはわかっています。でも、この霧のせいなのか我が星の男たちの生殖器に異常がきたし、このままでは子孫が出来ないで絶滅してしまいます。教授は生殖器の専門家、何とか教授に研究し治して頂きたいのです」 「できる限りのことはしてみますけど、まずは霧の採集と誰か検体も必要です」 「検体はキースでもよろしいですか?」 「それは願ってもない、いや、キースさんはいいのですか?」キースの裸が見れるワクワク、こんな所までつれてこられたんだから何か楽しみがないとな。 「母上キースはダメ!他のものにして下さい」王子が哀願した。 「どうする?キース」女王がキースに問いかけた。 「私はいいですよ!部下にやらせるくらいなら、自分がやりますよ」 「研究室も用意しましたから、何か必要なものがありましたらキースに何なりとお申し付けください」
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